学生時代に稼いだお金は学生のうちに使い切るべきだよという話。

学生時代に一番長い時間を過ごしていたのは、間違いなくバイト先だと思う。
ファーストフード店で大学1年の6月からバイトを始め、卒業までの4年間、1ヶ月ほど抜けた時期などはあったけれど、ずっと働き続けていた。

目的は明確で、とにかく遊ぶお金が欲しかった。

大体週に5回のシフトで、時給が上がる22時以降のシフトに入ることが多かった。
テスト前も完全に休むわけではなく、短時間あるいは土日の夜などはシフトに入っていた。
就活中などは遊びの予定なども入らず、かと言って旅行に行くわけにもいかないので定期的なシフトを組みやすく、4年間の中で一番働いた時期になった。

バイトとの兼ね合いで様々な苦労はあったものの、学生時代にバイトをがっつりしたというのは良い思い出だ。

その中で、年に稼ぐお金は扶養範囲内ぎりぎりの100万円ほど。
月に換算すると8〜9万円くらい。
周りの友達よりもかなり多く稼いでいたし、使うお金も周囲と比較してもかなり大きかったと思う。

稼いだお金は、海外に行くことに多く使った。
大学の長期休みになると、1週間〜1ヶ月くらいまで、様々な場所に旅行に行き、その折に大きな額のお金を使うというのがパターンだった。

また、服なども好きだったから、定期的に街に買い物に出ては、周囲の友達より少し高い服を買って満足していた。

お金の使い方で後悔することももちろんあったが、使うことで経験したことは非常に大きなものになった。日本では出会うことのできない人に会ったり、様々な経験をしたり、今の自分を作る価値感に多く出会えたものを、バイトをしてお金を稼ぐことによって得られたと思う。

学生時代の心残り

でも、一つだけ心残りがある。
それは、社会人になるときの預金残高が10万円だったことだ。

たった10万円しか残っていなくて落ち込んだ。という話ではない。
10万円も残して学生時代を終えたことを非常に後悔しているのだ。
なぜ、全部使い切らなかったのか。
その10万円で、さらに貴重な体験をできたかもしれないのに。

学生時代に10万円を稼ぐことは容易ではない。
授業に出ながら週に6日くらいバイトをして、必死に両立させないと到底その額には届かない。
かなり大変な思いをしないと、10万円を貯めることはできないのだ。
だから大変だった分、旅行の行き先について、どこに行くのか、誰と行くのかについて本当に真剣に考えるし、何かを買うにしても、本当にこれは必要なのか、欲しいものなのかを考える。
社会人になると、10万円を貯めることは学生時代ほど難しくなくなるので、使い方が少し甘くなるというか、使うことに対して大した考えなく使ってしまったりする(一気に使うことは少ないけど)。

自分で大変な思いをして稼いだお金を使うからこそ、使い方で学ぶことが非常に多いんじゃないだろうか。

その学ぶチャンスを最後に逃してしまったことは、学生時代の心残りの一つでもある。
貯めるのも大事!という意見もあるかもしれないが、使うからこそ学ぶこともある。
そしてそれが大変な思いをして貯めたお金ならば。

そんなことを考えている。