求人サイトで本当に知りたくて、絶対に載っていない情報。

転職サイトを見ていると、魅力的な文言が並ぶ。 「未経験OK」「年齢不問」「海外駐在」などなど。 応募単価によって評価される求人サイトの世界においては応募数をあげることが重要であり、そのための広告表現を考えることが求人サイトの作り手としての役割…

【書評】星やどりの声/朝井リョウ

家族のつながりが希薄になっていると言われる社会の中で、「家族的なつながり」を社会の中に作って行くという流れが来ている。その流れを作る大きな潮流がSNSやサロンなどのコミュニティであり、どの時代でも人は「個」を貫き通すことができないのだと感じる…

【書評】野村ノート/野村克也著

仕事をしていると、よくできる上司や同僚などは総じて、「こんなにも考えている」と感じることが多い。もちろん、多くの人にとって仕事中に「考えること」は必須ではあるのだけれど、「ここまで想定していたのか」と感心してしまう。自分なんかは、周りから…

やりがいのある仕事とは何か。

この時期になると、目のあたりにかゆみが広がり、仕事でも集中が続かない。社会人になって何回か冬を通り過ぎたが、また、目の周りが赤黒くなり、「喧嘩でもして殴られたの?」と言われる季節がやってくる。 目の周りのかゆみが現れたのは、社会人1年目の頃…

「ノルウェイの森」のレイコさん。

一生忘れないような出会いや時間は、 人生のほんの一瞬にあるのではないかと最近よく考える。 ジョンとポールだって、 本当に2人で仕事をして世界を魅了したのは ほんの10年ほど。 ポールはもう70代の後半だが、 そのたった10年をどう思い出すのだろうか。 …

人間関係で悩まない「距離を測る」という考え方。

営業の仕事で企業の担当者や経営者と話していると、社員が退職するのに挙げる理由で多いのが、人間関係であるという。 同僚との関係、上司との関係、顧客との関係など。 仕事をする上で、というか生きていく上で他の誰かと関係を築いていくというのは避けて…

何もない辺境の村に、インターネットがつながったら。

「坂の上の雲」のドラマを今観ている。 もうすでに8年前の作品になるのだが、ずっと観ようと思っていても中々できず、お盆休み中の会った大学時代の友人のススメをいい機会にしようと思い、観始めた。 また詳細や感想は観終わったあとにまとめたいと思うが、…

なぜ、あの戦争は起こったのか。

8月15日が今年もやってくる。戦後73年。 甲子園球場に鳴り響く象徴的なサイレンが、 今年も地面を揺らすだろう。 73年という月日は20代の僕にとっては途方も無い時間に思える。 一人の人間が生まれ、死んでいくのに十分な時間だ。 戦争経験者の平均年齢は80…

Stay hungry, stay foolishはちょっと意味がわからない。

大学受験の際に英語を勉強してから、細々と英語の勉強を続けている。学生時代には短期間だが語学留学(という名のほぼ旅行)も経験したが、今では仕事をしながらなので、勉強する時期とそうでない時期が2ヶ月周期くらいで繰り返されている感じだ。もっぱら、…

資格は重要ではなくなるが、資格的な視点は今後かなり重要になるのではないかという話。

資格というものの価値が相対的に下がってきていると言われている。 これまでは、 資格を取れば安定と世の中で言われて続けていた。 でも、最近ネットなどを見ていると、 その資格の重要性について疑問を投げかける人も多くない。 資格取る暇があったら、 自…

なぜ、教育は必要なのか。

「まんが パレスチナ問題」という本を読んでいる。大学の専攻が国際政治であり、中東のイラク問題で論文も書いたことから、この分野については関心を持っているのだが、いかんせんややこしい事象が多く、勉強をしようもなかなか取り掛かりづらい分野であった…

「無駄」な「共同体意識」を捨てるということ。

あのときは無駄だと思ったことが、時を経て自分の中で大きな価値となることが日々の生活の中では度々あると思う。あの飲み会で払ったお金、初対面の人と2時間もだらだらと雑談し続けたことなど、その直後には自己嫌悪に陥るくらい「無駄だった」と思うの中で…

卒業写真のあの人は、優しい目をしてる。

それは突然のことだった。 ある土曜日の朝、母から、祖父が危篤になったとの連絡が来た。 肺炎を起こし、意識がない。 もう数日もつかどうかと医師に言われたというのだ。 すぐに病院に向かうと母に伝え、母から聞いた話をすぐに電話で兄に伝えた。 話の途中…

双子の兄弟について②双子にまつわるxについて。

半年ぶりの東京は、ずっと雨だった。 滞在した3日間で、太陽の影を見ることもなく、ただ細い水滴が前かがみに歩く人の上を落ちていく。 信号で立ち止まった交差点で、何気なく空を見上げると、その細い小さな水滴が通り過ぎる車のライトに反射して、落ちてい…

情報を集めるうえで気をつけていること。

「本を読む」ということについて、最近考えることがある。 読む数自体はそこまで多いわけではないから、そんなたいそうな理論や知識ではないのだけれど、ここ2年ほどずっと考えていたことがようやく自分自身の中で整理をすることができた。そしてこのことは…

皮肉という話。

インドの首都、デリーから夜行列車に乗り、12時間ほど走るとバラナシという街にたどり着く。日本人にとってはあまりにも有名な街で、THEインドという光景が当たり一面に広がる。列車を降り、駅の外に出ると、ほこりにまみれた街が顔を出し、けたたましい声や…

生きてほしいという誰かがいるということ。そして自分自身もそのような存在であるということ。

大学受験のために浪人をしていた年の冬、おそらく12月のはじめくらいだったと思う。 父と母と共に、父方の祖母の見舞いに行った。 小さい頃はよく祖父母の家に泊まっていた僕も、学年が上がるにつれ家に行くことも少なくなり、祖母ともしばらくは会っていな…

ワークライフバランスについて思うこと

「ワークライフバランス」。 ここ数年でこの言葉を聞く機会が非常に多くなった。 広義の意味において、この言葉は「仕事だけではなくプライベートも充実しましょう」という視点に立つ。 「モーレツ社員」という言葉が象徴するように、戦後以降の日本において…

学生時代に稼いだお金は学生のうちに使い切るべきだよという話。

学生時代に一番長い時間を過ごしていたのは、間違いなくバイト先だと思う。ファーストフード店で大学1年の6月からバイトを始め、卒業までの4年間、1ヶ月ほど抜けた時期などはあったけれど、ずっと働き続けていた。目的は明確で、とにかく遊ぶお金が欲しかっ…

「 今ではないいつか」にわかるということ

今はわからないだろうけど、いつかわかるときが来る。」 親や学校の先生、仕事先の上司など、言われた場面を思い出すとキリがない。 いつもそのセリフを聞いたとき、「ああ、またこれかよ」と思うのが常だ。「そんなの知らねえよ」と。 でも最近、この言葉が…

双子の兄弟について。もう一人の自分が目の前にいること

僕には双子の兄がいる。一卵性の双子の兄弟で、子供の頃から同じ服を着て、同じものを食べて、同じものを見て育ってきた。高校からは別々の高校に通い、別々の大学に通った。大学2回生になった時に、隣の県の大学に通っていた双子の兄は家を出て、それ以来5…

沢木耕太郎「深夜特急」、旅を神聖化する者たち

深夜特急の6巻を全て読みきった。2巻目だけ全部読んだような読んでいないような曖昧な記憶であるのだが、とにかく2年くらいかかって全部読み切ったということになる。 スペイン巡礼で知られている作家の小野美由紀が、学生時代にこれを読み、世界一周をする…

辻村深月「朝が来る」で描かれるテーマについて

1年くらい前に買ってからずっと読んでいなかった本を読んだ。辻村深月著「朝が来る」。 淡々と書き連ねられる文章に、取材の綿密さ、心情描写の緻密さが浮き彫りになる文章。一気に読んでしまえるほどに引き込まれた。 特別養子縁組制度を利用して、生まれた…

大人とジブリの付き合い方

ジブリ映画を熱心に観るようになったのは大学生になってからだ。子供の頃の自分にとってアニメとは、金曜日の夜に放送されていた「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」ぐらいで、それ以外のアニメにはあまり興味を持つことはなかった。 僕の世代はまさに「…